ケータイ小説 野いちご

【完】好きになれよ、俺のこと。



なんとか理性が持ち堪え唇を離すと、陽向は息を乱しながら、崩れ落ちるように俺の胸に倒れこんできた。




慣れないくせに、頑張ってくれたんだなー。




そう思うとたまらなく愛おしくて、彼女をぎゅっと抱きしめる。




『かわいい……。

もう一回したいんだけど』




『もっ、もう今日はだめっ!

私、心臓爆発しちゃうから!』




『じゃあ明日な』




『も、もうっ!』




頬をぷーっと脹らませる陽向が可愛くて、抱きしめる力を強めた。




今までの俺からは、今の俺の気持ちも行動も全然想像もつかないんだろうな。




それくらい、心底陽向に惚れてるんだって、改めて強く感じる。




あぁ、幸せ。


きっと、今、この世で一番幸せだと思う。




絶対離したりしない。




この時、俺は誓ったんだ。








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