ケータイ小説 野いちご

俺、お前に惚れてんだけど。



教室に戻ると、久間君はいつものように輪の中心で笑っていた。


いつもならすぐにあたしの姿を見つけて近寄って来るのに、今日はあたしの方を見ることもなくずっと輪の中で男子達とふざけ合っている。



思えば、朝からあんまり話していないような……。


もしかして、避けられてる……?


授業中目が合う回数も極端に少なかったし、いつもみたいにからかって来なかった。



もしかしなくても……避けられてるんだ。



当然といえば当然なのかな。


久間君は振られたと思ってるんだもんね。



いつもいつも久間君から話しかけて来てくれていたから、あたしから何て声をかければいいのかわからない。



黙ったまま席に着いたあたしは、そのまま机に突っ伏して残り時間をやり過ごした。



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