───次の瞬間、気づくと俺は真っ白な世界にいた。 死んだのかも、どうなっているのかも分からない。 ただふわふわしていて……。 そして、自然に俺は目を瞑っていた。 瞑ろうと思ったわけでもなく、瞼が勝手に動いていたんだ。 謎の力に抗うことなく目を瞑っていると、頭の中を駆け巡ったのは、俺の過去……。