「美奈ちゃん?」
すると そこに、
尚陽くんがやって来た。
「尚陽くん!! 動いちゃダメだからね!」
「え? 何してんの? あ、だるまさんが転んだ?」
ちーがーうー!!!!
「この女の人がコンタクト落としたの!」
女の人がバッと顔を上げた。
――すると…
「尚陽!!」
―え…
「尚陽じゃん!!なんで居るの!?」
なに…?
二人は知り合い…?
「あの…二人は…知り合いなんでしょうか…?」
あたしは尚陽くんに問いかける。
「あぁ…オレの姉ちゃんだよ」
―えぇ…
えぇぇぇ!!?
「お姉さん!?」
「ふふふ。そうよ。私は沖村 由陽。」
お姉さんだったんだぁ~!!
やっぱり尚陽くんがカッコよかったらお姉さんも素敵だぁ…
美人~。
ってあれ…?
「あぁあ!! 由陽さん!! 髪の毛にコンタクトついてる!!」
「えぇっ!?」