「美麗、大丈夫だよ。」
そう言いながら美麗をぎゅ…と
抱きしめる陸。
「大丈夫。大丈夫。」
何度も繰り返す陸。
しばらくしてからそっと美麗を離し、
頭をなでた。
「ありがとう…陸」
そう微笑む美麗に
陸は頬を紅く染めた。
「陸……?」
陸は美麗の後ろを睨んでいた。
「ん?…大丈夫だよ」
そう微笑んだ。
ケータイ小説 野いちご
白雪姫
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