「お前、族には入ってねぇよな?」


急所を突く質問に心の中の私がうろたえる。


「もちろん」


やばっ気づかれてないよね?


私の頬を冷や汗が流れた。


「じゃあ銀龍に入れ」


「「「「え⁉︎」」」」


予想外すぎる言葉に全員の目が飛び出す。


何⁉︎いきなり!


「なんか文句あんのかよ」


翔が少し怒り気味に言った。


「いやいや私喧嘩できないし!」


いや、ほんとはできるけど…第一、私は天桜の総長だよ⁉︎