蒼はどこからとりだしたのかドライヤーってやつで髪を乾かす。

蒼「はい終わり。では姫。体を拭いて、着替えてください。俺はドアの外に居ますんで」



蒼は真っ赤な顔してそそくさと出て行った。




ホッとため息をつく。
短くなった(腰くらい)髪を触る。
『…』





私はロンTを脱いだ。
見られたくない体。
全身に傷…。



もう治らない傷…。


背中にはたばこの押し印や、火傷の後…。所々に見るに耐えない紫色に変色した痣。




極めつけには暗闇にいたため病人みたいに白い。



私は…ここにいてもいいのか…とても不安になる。





ブラと下着を付け、白いTシャツに半パンというラフな格好。

『…蒼…』



カチャリと開いて、蒼が顔を出す。



体力が無い私は蒼にお姫様だっこってものをされてリビングに向かった。