気が抜けたように

地面にペタンと座り込んでしまう。

他の女子達も何人か座り込んでいる。

拓也が私の前に来てくれて、

「お前は、もう見るな。
もうすぐ、
先生方が来るからそのまま座ってろ。」

「......。」

「おい、大丈夫か?」

「~~~っ。
大丈夫な訳無いじゃんっ。
何で、平気なの!!
こんなの見て、
大丈夫って思える訳...ないよぉ。」

次第には、

涙が出てきて

自分でも見れない顔になった。

拓也にこんな顔見せらんない。

顔を覆って、見えないように、

これ以上泣かないようにした。

「泣いても良いよ。
別に、俺気にしないし。」

「バッッカじゃないの!?
クラスメートにだって
見られたくないのに。」

「そういうのは、
泣いた方が心が落ち着くから。」

って言って、

無愛想に、

でも優しく抱きしめてくれて、

泣き止む筈が、

どんどん涙が溢れていった。