パソコンデスクは、ベッドの横にあった。



「ベッドにでもすわって、待っててくれるかな?」



お兄さんは、デジカメのメモリカードを取り出しながら、

樹美に話しかけた。



「うん」



柔らかくはね返るベッドに腰をおろし、

足をブラブラさせる。



しばらくすると、

パソコン画面をクリックしていたお兄さんが聞いてきた。



「この写真でいいのかな?」


「どれ?」



そう言って、樹美が腰を上げようとした時、

急に、お兄さんはイスから立ち上がって、

怖い顔で樹美をベッドに押し倒した…