「変なヤツ。」

「え?今なんてー?」

「いやー、チョーカワイクテベンキョウガデキルオンナノコダナァーサスガ!って思いました。」

「肝心な所が棒読みですけど!?」

なんだかんだ言いながらいつもつれてってくれるんだよなー。太心は。
結構優しいんだから。

「ついたぞー。」

「んー。分かってるー。」

「なんだよ、せっかく送ってきてやったのに。礼もないのか?」

「はーぁっ。うるさい男ね。はいはい、ありがとーございましたー。」

「全然感情こもってねーしっ!」

「だって思ってないもーん。」

「あっそ。じゃー明日からつれてってやんなーい。」

「なんで、いつもいつもそーやって...!」

毎回おんなじてばっか使ってー!

「いーんだな?」

くっそ。このヤロー!

「...ごめんなさい。」

でも、あたしは謝るしかないわけで...。

「よろしい。」

そんなえらっそうなことを言う太心をキッと睨む。
さっき、優しいとか思った自分がバカみたい!