「気分転換にもなるだろうし、

いつまでも玲音くんのこと気にする必要ないんじゃない?


りり花も彼氏作って高校生らしく楽しもうよっ!

早くりり花とダブルデートしたいな~♪」



「ダブルデートかぁ……」




ぼんやりと答えて前を向くと、パッと玲音と目があった。


でも、すぐに目をそらされた。


………はぁ。



なんで私が無視されなきゃいけないんだろ…