彼はあたしのことを知っているのだろうか?




知っているんだったら・・・、クラスメイトと認識されているんだったら、普通に答えてもおかしくない。




けど、一方的にあたしが彼のことを知っている自信しかない。




でも、これを機に、彼に知ってもらえるかもしれない!そんな淡い期待を抱いて、ゆっくりと口を開いた。






「女子にすごい話しかけられても、まったく笑わない、から」





彼はあぁ~と納得を示す。