~side田島未来~


ドキドキ


...落ち着かない


今ずっと月谷の胸の中にいて、今はすごく恥ずかしい


「月谷、ありがと」


私はさりげなく離れた


「あぁー」

ナデナデ


そうすると、月谷は優しい笑みを見せながら私の頭を撫でてくれた


やっぱり優しい...そして、ドキドキする


そうか、これが...

「...好き」


「へっ?!」


「え?!」

私今変なこと口にしちゃった?!?!

ヤバイ...

顔が一気に赤くなっていた


ドキドキドキドキ

「なぁー...今何て言った??」

「いや...なんでもないよ!!」


つい声が裏返ってしまった

「ぷ...」


カァー

さらに赤くなった気がする

月谷のバカー!!

そして、私の大バカやろーー!!

もう、しょうがない!!

どうにでもなれ

「好き...私、月谷が好き」

ドキドキ

ギュー

「...うれしい

...俺も好き」

うん

「知ってる」

「...へっ?!
なんで?!
俺、そんなにわかりやすかった?!」


テンパってる

「...ぷっ」

さっき自分が言ったのに忘れたのかな

「教えてあげなーい」

面白い...こんなに楽しいのは久しぶりだよ