どんどん、お母さんとお父さんが薄くなっていく。 「ねぇっ、待ってよ…っ どういうことなの…!? 全然、わかんないよ…。 何よ、禁忌って…ねぇ!!」 「…美命………すべての秘密は俺達が愛した物の中にある。」 さよならだ、 そう言ってお父さんとお母さんは私の頭の上に手を載せた。 その瞬間、目を覆わなければ耐えられないぐらいの光に包まれた。