ケータイ小説 野いちご

【完】好きになれよ、俺のこと。



それからあっという間に時間は過ぎて、放課後。




安堂くんと遊びに行くっていう約束があるから、実はなんとなく授業中もドキドキしてたり。




そういえば、遊びに行くって約束してるけど……一体どこに行くんだろう?




とりあえず、安堂くんのクラスに行ってみようかな。




と、スクールバッグを手にして、5組に向かおうと教室を出た時。




ドンッ




ちょうど廊下を歩いてきた人と衝突して、尻餅をついてしまった。




「いたたた……」




「ごめん!大丈夫!?

怪我ないっ!?」




「は、はい……」




腰をさすりながらそう答え、顔を上げると、そこには男の子が立っていた。




爽やかそうな印象の男の子。




この人、確か同じクラスの男の子だったはず……。




だけど、ごめんなさい!




まだ全員のことを把握できてないから、お名前分からないです……っ。




「立てる?」




心配そうな顔で、その男の子が手を差し伸べてくれる。




「あ、ありがとうございます……」




私は遠慮がちに、その手を握り立ち上がった。




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