――――――カンファレンス室

「まずは、、、指導医を発表します。君たちには優秀な外科医である斎藤先生を指導医とします。彼は、留学経験もあり、本当に逸材だ。では斎藤先生よろしく。」

そう言って、部長は説明した。
どんな人なんだろう、、、

「ただいま、紹介にあずかりました、
みなさんの指導医をします。斎藤と申します。
皆さんにとって、良い指導医になるのか手本になるのかはわかりませんが、ビシビシ指導するので付いてきてください。よろしく。」

はぁ~ホントに優秀そうだ、、、

ゴホン

「では、カンファレンスに入る。昨夜救急で入った
………のために笹木さんは手術を受けます。
このときの手術に研修医にも入ってもらおうと思っているのだが、、誰か入りたい人は居るか?」


(え、、、入れるのか、、、?)

「あ、あの。俺が入ります!
やらせてください。」

「わかった。ちゃんと手術手順を予習しとくように。それと、オペ後のケアも忘れずにな。指導医の指示に従い、相談しながら進めていくのだ。いいな?」

「わ、わかりました!」

や、やった。研修医の中でいちばん先にオペ室に。
でも、、、オペなんてできるわけがない。まだまだ
経験も浅いのに、、、それに、患者さんのケアまで。

本当に俺にできるのか、、、

だけど、やれることは全力でしよう。