「優希〜、そろそろ学校に行かないと遅刻するわよ〜。新学期ぐらい、少し余裕を持って…


「いってきます!」


「本当朝から落ち着きがないわね…。ヤレヤレ」

外をのんびり眺めていた私は、すっかり学校へ行くという事を忘れていた。

急いでリュックを手に取り、飛び出す様にして玄関を出た。

帰ってお母さんにぶつかった事謝らないと……。