「葵ちゃん?」


琳華ちゃんが心配そうに

私の顔を覗く


「葵ちゃん、ちょっとそこの公園で

話いいかな?」


私は素直にうなずいた


「葵ちゃんは好きな男の子とか

いないの?」


「いないよ?どうして?」


そういうと琳華ちゃんは

急に真面目な顔になって

私の両手を握った


「葵ちゃんもったいないよ!

あんなにモテるのに」



え…?

「ごめんね、今日葵ちゃんが京哉に

告白されてるところ見ちゃったの

そしたら葵ちゃん、男の子に興味ない

っていってたから…」