ケータイ小説 野いちご

俺、お前に惚れてんだけど。



教室の後ろの方にいた派手なギャル系グループの横を通り過ぎた時、聞こえたそんな声。



チラッと目だけでそのギャル達の視線を追うと、茶髪を無造作にセットした不良っぽい人が机に突っ伏しているのが見えて。



あー、まさにあれはギャルさんが好きそうな感じの人だね。


顔は見えないけど、派手な雰囲気だけはそんな感じ。


あーいう人って、イケメンが多そうだし。


そう……あたしの嫌いなイケメンが。



あまり興味がなかったから、そのままスルーして自分の席を探した。



出席番号順になっているため、多分真ん中辺りのはず。


そう思って進んでいると。



「あった」



本当に教室のちょうど真ん中に、自分の名前を見つけた。



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