顔が熱い。



にやけるとか、それどころじゃないよ。




「桜幸せだねー」


クスクス笑っておちょくってくるハルにも構ってられないくらいだ。





ねぇマナ君。



そんなに想っててくれたなんて、私はなんて幸せ者なんでしょう?




会いたい。


声が聞きたい。




私も、大好きだよ。










「さぁて!あたしは帰るとしますか!桜、“愛しのマナ君” にプレゼント買うんでしょ?いいのなくなっちゃうよ」


「そ、そうだね!」




顔がまだ熱いのを自覚しながら席を立つ。





また会う約束をして、私はハルと別れた。