バイク音が近づいてくる。








・・辰喜達かな。








赤津組、倒せたんだね・・。








悠「・・紀優・・?」


怪訝な顔をして私を見る悠。




紀「・・悠、これからやり直すのに・・私のせいでごめんね」







竜輝と水無月が私を止めにこっちに走ってくる。









ーーバン








ーーバン









2発の銃弾は、私と悠の2人の心臓を
















―――撃ちぬいた。











気が遠くなる瞬間、唇に温かいものを感じた。







竜輝・・じゃなくて、辰喜に・・・。









辰「紀優っ・・死ぬなっ・・!!」








・・ありがとう。







貴方は・・私の事をずっと、想っててくれたんだね。







今頃、気づくなんて・・・もう、・・遅い。







私は一筋の涙を流し、そこで意識が途絶えた。









 fin