「そんなのさ、・・・会いたいからに決まってんじゃん」



・・・え? 会いたいって、



「・・・っあたしに?」



「それぐらい、分かれ」



「・・・言わせんな」とポツリ呟くと耳をつまんで、少しだけ視線を逸らした。



その反応を見て、湯気が出てしまうんじゃないかってぐらいの全身の熱さを感じる。



最近、松本といると自分が自分じゃなくなるっていうか、知らない自分がいる。



なんだろう、この感情。分かんないよ・・・