それから少しして、若い刑事さんがきた。


初めは、凄く緊張してしまって、震えてしまっていた。



でも、その刑事さんと話をしていると、とても面白くて緊張もほぐれた。




ユリア「ねえ。刑事さんの名前、なんだったっけ…?さっき挨拶の時教えてもらったけど、忘れちゃった…」



管野「あはは(笑)忘れられちゃった?管野だよ(笑)」


そんな雑談を交えながら、パソコンを打って、管野さんはやんわりと事件の質問を混ぜてくる。



ユリア「管野さん!トイレ行きたいな〜…」


管野「あ、トイレ?そっち行ったら奥にあるから行っておいで!」


取り調べっていうのが、かなり長い時間あって私は何度もトイレに行きたくなった。


ユリア「管野さんて、優しいんだね。」


管野「えっっ…?どうして??」

管野さんは驚いたように目を丸くして聞いてくる。

ユリア「だって、警察官とか、刑事さんって、少し怖いイメージがあったもん。でも、管野さんは面白いし優しいし、なんだか安心する!」


管野「そっか…よかった!また何かあったらいつでもおいで!特別忙しい時じゃなかったらいつでも話聞くからね。」


ユリア「うん…!!」