浅野さんとのラストバトルから、半年




あれから私達は、特に大きな問題も無く毎日を過ごし

17才の夏を迎えたこの日も、私は元気に不良をやっていた。







「もしもーし

総長ですけど、副総長さんですか?」




「どうしたの、尚美」




「真弓の奴、ようやく卒検受かってさ、免許センターに来てたんだけど

待ってる間、暇だから付き合ってよ、悠里」




「え…

あのバカ、まだ中免取ってなかったの?」




「うん、バカだから」




「そっか、バカだもんな」








真弓が免許証を交付されている間

私は暇つぶしに悠里に電話をかけていた。