ケータイ小説 野いちご



顔も似ていて背丈もほぼ一緒の二人


「あなたは飯島くんとはどんな関係なの!?」


それを見て、近くにいた女子が叫んだ


緋麻里と飯島は顔をくっつけてニコッと笑う


「似てますよね?」


その言葉に女子はハッとした顔をする


「もしかして、双子?」


「はい! あたし、お姉ちゃんなんですよ! ……分かりましたか?」


ニコリと笑っている緋麻里を見てなのか、


「……うん」


女子は何も言い返せないようで顔を逸らしていた


それからは休み時間毎に三人の周りに集まる女子生徒達


あれから変な匂いするから災難かもね


「どこからきたのぉ」


とか


「カッコイいねぇ」


とか


私の所にまで聞こえてくる声量で話しかけている


当たり障りのない内容ね


頭の中で思いながら私は机に伏せた状態で会話に耳を傾けていた


話の内容は雛菊の話題に入っていた




 

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