`キャアアアアッ!!´


……うるさい


女子らが騒ぐ理由は教壇に立った三人


髪色は黒、茶、栗色で顔は整っている


真ん中の男子は可愛い系


「富田颯一-トミタ ソウイチ-」


「飯島翡麻里-イイジマ ヒオリ-です!」


「五十嵐塁-イガラシ ルイ-」


「「「よろしく!」」」


`キャアアアアッ!! こちらこそぉ!!´


頭に響く声にこめかみを押さえ、イライラを抑えようと深呼吸を数回する


離れたところに用意された席に座る三人を横目で見ていた


「分からない所があったら「はい、あたしに聞いて下さい!」」


先生の言葉を遮ったのは緋麻里でその表情はキラキラしていた


「……という事で」


教師は何も言わずに教室を出て行った


緋麻里は自分の席を立って三人の元に向かう


そしてすぐに、


「翡麻里ー!」


「緋麻里!」


席から立ち上がった飯島翡麻里と抱き合った