ケータイ小説 野いちご

だから俺と、付き合ってください。




「…………」



ヤバイ。清瀬くんのこと考えるだけで心臓の動きが落ち着かない……。


目もさえて来て、眠れないや。


いや、まさかそんなわけないよね?


清瀬くんには好きな女の子がいるし、


私にだって先輩がいる……。


だから。

……好き、だなんてことは、あり得ないよね?


真っ暗な部屋、お布団を鼻の上まで引っ張って、強く目を閉じた。


ないない!あり得ない!


勘違いだ、勘違い。


ただ先輩のことで落ち込んでて、それで優しくされたから、なんかちょっと嬉しいなぁ〜なんて思ってるだけだって。


うん、間違いない!


痛いぐらいに動く心臓と緩みそうになる頬の筋肉を誤魔化すようにくちびるを噛む。


キューッと胸が切ない。


……それにしても、清瀬くんの好きな女の子って、いったい誰なんだろう……?


いつも笑ってる女の子って誰?



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