『もうシロったら〜……はいできた!』
「ワンワンっ!(ご飯だー!!)」
白の前にご飯の入った器を置くと、シロはガツガツと食べ始めた。
『おいしー?』
そう言って頭を撫でようとすると邪魔するなと言わんばかりに頭を振った。
『シロのケチー』
「クゥン(フウちゃん、あたしにもご飯ちょうだい)」
『あっ、ごめん!…はいどうぞ!』
「♪♪」
シロの隣でモコも美味しそうにご飯を食べ始めた。
『レオー、ほらご飯だよー』
「…」
今にも寝てしまいそうなレオを無理矢理起こして目の前にご飯を置いた。
「バウッ(面倒くせぇ)」
『そんな事言わないー!』
「…」
レオは渋々食べた。
うん、じゃあ私も…
『てっ、もうこんな時間じゃん!無理無理!ご飯食べてる暇なんて無いよ!』
急いで支度をして私は靴を履いた。
『シロ、モコ、レオ!私もう行くから後はよろしくね!いい子にしてるんだよー!』
「ワンっ(任せてフウちゃん)」
「ガツガツっ…」
「…」
モコはなんていい子なんだろ。
それに比べてシロとレオは…せめてこっち向きなさいよー