ケータイ小説 野いちご

君だけに、そっとI love you.




静かな教室──。





教室で一人ぼっちになった掬恵が急にボソリと呟く。






「隣の席の人と、付き合うわけがないじゃん……」






周翼が掬恵の分の入部届けを一緒に届けにいっているとは、全く知らずに……。







──私の隣の席の人、





私達の通う高校のサッカー部は全国高校サッカー大会で去年準優勝の成績を残すぐらい凄いところなのをご存知なのだろうか──。





それに、いやはや、そんな凄いところのマネージャーなんて私には絶対につとまらないし、戦力の一部にも成り得ないと思ったんだから……。







誰に、何を言われようと──。






私、絶対に帰宅部希望。






どんなに小さな物でも──。






私には、選ぶという権利がある。



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