英語の授業。

僕はその時間が来るのが楽しみで仕方なかった。

そして、英語の授業。

始まりの鐘が鳴ると同時に先生が教室に入ってきた。

「号令」

というと、号令係が「起立、礼」

そして、授業は始まった。

僕は授業内容なんて、聞いてるふりをしているものの、本当は先生の方を見てた。

先生の名前は月島結菜先生。

みんなからは可愛いとか言われることもあり、彼氏もいるの？とかも聞かれたりする。

先生は彼氏がいないというけど、本当の彼氏は僕だなんて言えるわけもなくて。

僕は一年前に月島先生に一目惚れをした。

そして、夏休み明けの時に月島先生を呼び出し、僕は屋上に呼び出し、告白をした。

「月島先生、僕、月島先生のことが好きです。
なので、生徒としてではなく、彼氏として僕と付き合ってください。」

「でも、私と君だと年が離れているよ」
「先生、年が離れていたら、そんなにだめなの？年の差なんて関係ないですよ。」
「そこまで言うなら、祐一君を彼氏として付き合うけど、誰かにばれたら、そこで終わりだからね。」
「はい」

授業中、こんなことを考えていると、先生が僕の名前を呼んでいた。