残りの一週間、私は毎日海司と打ち合わせをした。


遅れた勉強も教えてもらったけど、さっぱり頭に入らなかった。


とりあえずヤバくなったら、頭を打ったせいにしようという事になった。


私はもともと食欲旺盛だから、海司の減っていた体重がほぼ元通りになってしまって。


海司に『これ以上太ることは許さない』と釘を刺された。


海司のお母さんにも、ビックリされてしまった。


海司ってあんまり食べないのかな?


2ヶ月も眠ってたんだから、お腹が空いて当然じゃない?


そう言ったら、海司に脇腹を思いっきり蹴られた。




そして、いよいよ迎えた新学期。