「花音、お弁当食べないの?」


「なんか…食欲ない。風呂に入って寝る」


「あら、そう?珍しいわね」


俺はフラフラと風呂場へと向かった。


あまりに気持ちが悪いから、とにかく綺麗さっぱりしたかった。


脱衣場に入ると、俺は服を脱ぐため腰に手をかけた。


けど、直後その手が止まった。


俺…、今から花音の裸を見なくちゃいけねーのか。


あんなヤツでも、裸を見るのはさすがに申し訳ない気がする。


すまん、花音。


俺は身体を洗いたい。


脱ぐぞっ!


俺はファスナーを下ろして、スカートを脱いだ。


首のリボンを外し、ブラウスのボタンも外す。


えっ?こ、これは?


どうやって外すんだろう。


確か後ろがホックになっているはず。


手を後ろに回して、腕がつりそうになりながらも、なんとかホックを外した。


下も戸惑いながら脱ぐ。


「はぁ……」


ついに、全裸になっちまった…。