狼『華、顔に出すぎだ。』


華『あー・・・マジかー・・・』


狼『まぁーそんな心配するな。親にちゃんと紹介するのなんて華が初めてだからな。』


華『え、そうなの??』


狼『あの女のことも一度合わせたことはあるが、詳しく紹介まではしなかった。だから華が初めてだ。』


華『そっか。』


あの女という言葉を聞き、私は咲子さんが狼にしたことを思い出していた。


狼『華、そんな顔するな。

もう終わったことだ。

それにあの女のことは忘れたいほどいらない過去だ。』


華『うん。私はずっと狼の傍にいるから。』


狼『当たり前だ。手放すわけないだろう。』


華『うん。』