ケータイ小説 野いちご

だから俺と、付き合ってください。




「……中身、見た?」


「あー、うん……ごめん……」


「うわあ!マジか!なんかチョー恥ずかしいんだけどぉっ……!」



心のそこから恥ずかしいのか、足をバタバタさせて顔を手で隠してる。


……もう真っ赤な顔は見たから、隠しても意味ないと思うんだけどな。



「どう……思った……?」


「え?……あぁっ、えっと、すごい真っ直ぐな気持ちで感動した……?」



……なんで疑問形なんだ。


自分に突っ込んでみたものの、目の前にいる彼が相当焦ってるのがわかるからクスッと笑ってしまった。


そりゃそうだ。


ラブレターを見られたんだもん。


死ぬほど恥ずかしいに決まってる。



「このラブレター落ちてたんだけど、だれに渡そうとしたの?きっとこれもらった人うれしいと思うよ」



ハイと彼にラブレターを差し出した。


それを受け取る彼の顔が子犬みたいで、さらに笑いを誘った。キョトンと、してる。


……この人、おもしろい。




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