ケータイ小説 野いちご

だから俺と、付き合ってください。




もちろんそんなわけないんだけど。


人って、こういうものは無意識にも見たくなるものでしょ……?


周りをキョロキョロ見渡して、誰もいないことを確認すると、
そっと中身を開けて見た。



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あなたの笑った顔が好きです。
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あなたのことを一生守ります。
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だから、
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俺と、付き合ってください。
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不器用な字と、眩しいくらいの、真っ直ぐな気持ち。


……うわぁ、すごい。


本当に、ラブレターだ。


小さなメッセージカードのようなものに綴られた文字たちに、思わず目を見開く。


あ、二枚目がある。


そう思って二枚目を見ようとした、その時。



「……おいっ!なに見てんだよっ!」



突然真後ろで叫ばれてビクゥッ!と肩を震わせた。


目の前には見たことがある人物が顔を真っ赤にさせて鼻息を荒くさせていた。


あ……。



「これ、清瀬くんのっ……?」



清瀬、太陽くん。

となりのクラスの人気者だ。



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