「海…ペナルティな?」

一翔はそう言った。

「えぇ!?マジかよー…ちぇ」

「で、なんで椅子から落ちたんだ?」

匡は海を無視してきいた。

「あ?梨華が姫を知らないっていうから…」

一翔は起き上がり言った。

「使えない女だな。」

匡はそういい梨華の前に立った。

「そんなこと知らない奴のどこがいいんだ?俺には理解出来ない。
それに…こいつ争いごとは嫌いに見えるぞ?」

「争いごとが嫌いならやめればいい。理解して欲しいなんて言わねぇよ。
ただ…わかってほしいんだ。知らないなら知ればいい。」

一翔はそう言い匡と向き合った。

「はぁ…。まぁ良い。認めないことには変わらないからな。」

匡はそういい部屋から立ち去った。

(一翔が言われていることって私のせい…?)