…………。



「ごっ、ごめんっ!!」


指を挟むんじゃないかという勢いで、扉を元に戻した。




……確かに凌牙は居た。


あたしが思うに、ただ単にシャワーを浴びていただけだと思う……。




リビングに駆け込み呼吸を落ち着ける。




見ちゃった。


だけど……見てない。


……いや、これは見たに入る?




……全裸の後ろ姿。




この間見た寝起きの半裸より。


タオル一丁の旬より。


衝撃的な姿に動揺が隠せない。



「どう考えたって、自殺なんてするわけないよね……」