「何ちゃんっていうんだ?」




秋は、冬歌ちゃんの友達の名前を聞き出している。



すっごく、パパみたいよ、それ…。





「ん~とね、

りゅーくんと、つっくんだよ~」




「「!?!?」」



冬歌ちゃんが名前をだしたとたん驚いて
しまった。




「お、男かよ?」



「うん~。ふぅ~に話しかけてくれたからね、お友達になろって」





…あらあら、男の子の友達だったのね。





あたしは別にいいと思うわよ?





女の子の友達も、きっとすぐできるわ。








こうして、冬歌ちゃんの小学校生活は
幕をあけた。