「も〜、あいちゃんってば〜!」

「あ、ごめん!なに??」

「なんかね、確か隣のクラスだと思うけど、男子が呼んでる!名前はわかんない!」

名前わかんないって、テキトーすぎ!

「そっか、ありがと〜」

て、隣のクラスの男子が
私に何の用なんだろ。
そして、誰なのかわかんないし。

教室の前のドアの方に目をやると
見たことあるような男子が立っている。

でも、話したことはない…と思う。

その男子は私と目が合うと
ニッコリと笑った。