年を明けて数日たっても御園生からのメールは届くことがなかった。
 諦めるべきか――いや、一月いっぱいは待ってみてもいいんじゃないか……。
 煮えきらずにいると、月半ばにメールが届いた。とても短いメールが。
 一文目にメールを送れなかったことの謝罪があり、二文目に年賀状のお礼が書かれていた。そして、三文目にはもう一度謝罪――「メールを送ると言っていたのに、こんなに遅くなってしまって本当にごめんなさい」と締めくくられていた。
 言い訳も何も書かれていない。けれども、心から謝られている気がした。それは色恋眼鏡のなせる業なのだろうか……。
 数日してからメールを送ってみた。都合のいい日に会えないだろうか、と。
 どうしてももう一度会って話したくて。会って、きちんと好きだっていうことを伝えたくて。
 すると、前回のメールよりも幾分か長いメールが届いた。そのメール内容に驚愕する。