ケータイ小説 野いちご

至上最強の総長は私を愛しすぎている。~DARK NIGHT~Ⅰ

「だったら……」


凌牙の澄んだ瞳があたしをとらえる。



「俺を信じて、オマエのすべてを俺に預けろ」




こんなに魔力のある瞳、今まで出会ったことがあるだろうか。


なのに、どうしてか酷く懐かしさを感じる瞳。


それは今まであたしに注がれた中で、一番真っ直ぐで。


心が、揺れた。




……この瞳を信じたい。


だけど、今まで散々裏切られてきた。


簡単に信じていいの……?



そう思い、目を伏せたあたしを、目の前の双眼は許してくれなかった。



「……優月…」


伸びてきた手はあたしの顎に添えられる。


顔を持ち上げられ、有無を言わさずあたしの目には再び凌牙が映って――




「信じられるものがないなら、俺が信じさせてやる」



……あたしの唇に、自分の唇を重ねた……。

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