私はいない アイツの席を眺めていた。 それに気づいた学級委員長が私に声をかけた。 「…3日も休んでるんだ」 「アイツが?」 「そう。」 「なんか、あったんですか?」 「わからない。みんな、わからないの。」 委員長は悲しそうな顔をした。 この人も 優しい人なんだろう。 そう 思った。 「あっ」といきなり表情を変えて 委員長が私を見た。