「自分で決めた道だったら、ちゃんとやり抜けよ!

確かに、勉強するのは大変だし、疲れる

でもな?今、お前たちが学校に通っていることは意味のあることなんだ

だから、何をしても無駄にはならない」





そうだ、今、こうして歩いていることでさえも無駄なことではない




人生のうちでやっていて無駄なことなんてひとつもないんだ





「それに、学生しかできないことっていっぱいあるだろ

せっかく学生になったんだから今しかできないことを見つけて、やってみようよ」





「そうだな…よし、瞬も剣も明日から学校行こう」




「うん!僕、ちゃんと行く〜」




「嵐と恭も連れて行こうな!」





わかってくれたみたい




こういうところがこいつらのいいところ





あぁ、あたしもやっぱ、高校行ったほうが良かったかなぁ?










この後、学校に通うことになろうとはこの時の妃芽は少しも思っていなかった…