プルルルルルプルルルルル

『もしもし?』

「もしもし…」

『柚どうした?』

「…………」

『ゆず?』

「…今日帰ってくる…よね?」

『さっきこっちの病院ついて
今から病院でて帰るよ?
どうかした?』

「いや…あのね……熱、でた」

『ありゃ何度?』

「はち度…ろく…」


『いきなり?』

「ん」

『とりあえずすぐ帰るから
安静にしてて?』

「ん…ありがと」

そういって電話を切ったはいいものの
リビングの床に座り込んでしまって
もう自力では立てない…


それに余りのだるさに
体は重力に逆らえずに
タオルケットと一緒に床に崩れた


意識ははっきりしてるものの
首からしたが言うことを聞かない…



そんな状態で龍を待っていた