小指をぶつけたうえに、階段でつまずいて足がかわいそうなくらい負傷しながらも、なんとか部屋へ戻ってベッドへ飛び込んだ。



「うわあああ〜……」



わたし、こんな情緒不安定でひとり暮らしなんてできるんだろうか……。



ものすごーーーく不安だ。


不安すぎる。 誰か助けて!!



「あ、とりあえず明日の準備……」



明日の授業の準備をして、課題のプリントをやらなきゃ。


ベッドから起き上がって机へ向かう。



そうだ、引っ越しするんだから部屋も片付けておかないとなぁ。


不安と淡い期待を胸に、課題をこなした。