ケータイ小説 野いちご

【完】魔法科市立高校




蘭、お前はいつも前を向いて歩いている。



入学してまだそんなに経っていないのに、俺はそんな蘭が好きだった。




誰にも屈しないその凜とした姿が。





梨桜と同じなんだ、蘭は。



同じ様に前だけを向いて、どんどん先に行かれてしまう。



そんな蘭を、




蘭を好きだと、今更気づくなんて………





『…叶わねぇよ…』



叶うわけがない、あんなに愛し合っている二人を引き裂くなんて俺には出来ない。



だから、やっぱり俺は傍観者なんだ。




集 side end





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