覇瑠と荘が帰って
2人でゆっくり話していた

「あ。そういえばそろそろだな」

「ん?なにが?」

「柚の両親帰ってくるの」

「あ!忘れてた…笑
え、待って…明後日じゃん!」

「え、本当に忘れてたの?」

「う、うん」

「俺一人でなに話そうかとか
考えるだけで緊張してたのにー
毎日あと何日とか数えてさ…」

「あ、そっか
龍会うのめっちゃ久しぶりだよね?」

「そうだよー
柚と付き合って2回目の入院の時以来」

「すっごい前…笑」

龍は両親が帰ってくる度に
出張が重なったり大きな手術だったり
それ以外は私に電話してきて
空港の見送りだけで会うとか…

それこそ急だから
だいたい仕事だし…笑

「まぁ大丈夫だよ!
電話ではいつも龍の話してるし」

「それはそれで緊張…」




龍の緊張話を聞きながら
私は龍の膝で眠りについた