奴が得意気に説明していると
「おい、ハルカァ〜!てめぇ、ふざけてんじゃねぇぞ!何、勝手に情報流してるわけ?あ?」
こう、突然後ろから声が聞こえた
「ゲッ!拓己サン!」
「他人に勝手に情報流すなっていつも言ってんだろ!
それに、黒神の奴ら!勝手なことしないでくんねぇかな?
雷龍とか、琥珀とか、潰しても意味ないし〜
潰すならさぁ、やっぱ、3強とかを潰してもらわなきゃ、お前らを傘下にしてる意味とかなんもなくなるから」
ゆるいしゃべり方だが、表情が凍ってる
作っている恐ろしい笑顔だ
そのとき、彼を俺は只者ではないと思い
一種の不安、そして、恐怖をおぼえた