でもっ!


これ以上、流川にお世話になりっぱなしっていうのはダメだ! 良くない! うん。


一人じゃ何も出来ない子にはもう……戻りたくないもん。



「いや、大丈夫。一人でも平気。カエルもいるしね」


「ん」


「でも……たまには泊まりに来てもいい? てか、流川も来て?」


「ああ」


「よかった~」



へへっと笑った私の唇に、流川の柔らかい唇が重なった。


そっとなぞるように繰り返される優しいキスに、私の息が少しずつ上がっていく。



「……ぅん……」


「……バカ。そういう声、出すなよ」


「だ…って…」


「今日は何もしないつもりでいたんだけどな。……お前が悪い」



パジャマの裾からすっと差し込まれた熱い手のひらに、私は、今度こそ抑えきれない声を漏らした。