分かった? と聞かれ、必死に首を縦に振ると、洸は離れてくれた。


心臓がいまだにうるさい。




……ていうかおかしくない!?


弱みにぎってるのはあたしなのに!


なんであたしが脅迫されなきゃいけないの!!?



……つーか……。




「何!? 洸って天使じゃないの!?」


「はぁ? あんなの作ってんに決まってんだろ」


「嫌ァ! あたしの天使を返せェ!!!」



天使の本性、こんなんなのか……!!